全国都道府県対抗女子駅伝が2024年1月14日(日)に京都府で開催されます。
各都道府県の代表選手が、歴史ある京都の街を走り抜けます!
発着場所は京都市にある「たけびしスタジアム京都」ここからどんなドラマが生まれるのでしょうか!?
今回は、各都道府県にエントリーされた女子メンバーの中で、注目の選手を各年代別にご紹介したいと思います。
また、走る区間や優勝候補チームについてもご紹介します。
全国都道府県対抗女子駅伝2024!注目のメンバー3名
各年代別の注目選手はこちらです。
中学生選手
中学生枠で選ばれた注目メンバーは、富山市立大沢野中学校2年の長森結愛選手です。
長森選手は今回が初めてのエントリーとなります。
大沢野中学校は昨年12月に行われた全国中学校駅伝で2位という輝かしい記録を残しています。
長森選手は1区(3km)を走り、区間2位の好走。1位の選手とは惜しくも1秒差でした。
また、個人でも陸上競技で素晴らしい成績を残しています。
- 2022年12月 全国中学校駅伝 5区(3km)10分17秒 区間1位
- 2023年7月 富山県中学校陸上競技選手権 女子800m決勝 2分09秒63 優勝
- 2023年8月 全日本中学校陸上競技選手権 女子1500m決勝 4分31秒37 6位
- 2023年12月 全国中学校駅伝 1区(3km)10分19秒 区間2位
2022年12月に行われた全国中学校駅伝では最終5区に出場。何と14人をごぼう抜きし、チーム順位を4位まで上げ大会MVP選手にも選ばれました。
また、全日本中学校陸上競技選手権女子1500m決勝では、今回、岡山県代表メンバーとしてエントリーされている黒田六花選手が1位4分26秒98をマークしています。
2023年の全国中学校駅伝の優勝校は黒田選手が在籍する岡山市立京山中学校。2位は長森選手が所属する大沢野中学校でした。ライバル両選手の走りに大注目です。
高校生選手
高校生枠でエントリーされた注目選手は、やはり岡山県代表の高校1年生ドルーリー朱瑛里選手ではないでしょうか。
ドルーリー朱瑛里選手と言えば、昨年の全国都道府県対抗女子駅伝では3区(3㎞)に出場し、区間新記録を樹立。他の多くの大会でも新記録を出すなど注目度が高い選手です。
高校は岡山県にある県立津山高校。中学に引き続き、高校でも素晴らしい成績を残しています。
- 2022年8月 全国中学陸上競技選手権大会 1500m 4分23秒79 優勝
- 2022年10月 U16陸上大会 1000m 優勝 2分45秒84 大会新記録
- 2023年1月 全国都道府県対抗女子駅伝 3区(3km) 9分2秒 区間新記録
- 2023年8月 全国高校総体陸上 女子1500m決勝 4分15秒50 3位
昨年の全国都道府県対抗女子駅伝では、17人を追い抜くという驚きの快走でした。ドルーリー朱瑛里選手の憧れは兵庫県代表の田中希実選手とのこと。
ライバルチームの選手ですが、憧れの選手と同じ舞台に立てることは嬉しいことですね!
大学生・社会人選手
大学生・社会人の注目選手は、兵庫県代表の田中希実選手です。
田中選手は兵庫県出身の24歳。現在はニューバランスに所属し陸上選手として活躍しています。
元々は陸上選手だった父親の指導の下、中学生から始めた陸上ですが、圧倒的なスピードで才能を開花させました。
中学2年生で兵庫県代表として出場した初の全国都道府県対抗女子駅伝では、8区を走り区間賞を獲得。
中学・高校・大学でも数々の新記録を叩き出します。
特に東京オリンピックでの日本人選手として1500m初の8位入賞は記憶に残っている方も多いと思います。
日本中に感動を与えてくれた試合でした!
- 2018年9月 U20世界陸上競技選手権大会 3000m 8分54秒01 優勝
- 2019年9月 世界陸上競技選手権大会 5000m 15分00秒01 14位
- 2021年7月 ホクレン・ディスタンスチャレンジ2021 3000m 8分40秒84 日本新記録
- 2021年8月 東京オリンピック 1500m 3分59秒95 8位
- 2022年6月 日本陸上競技選手権 1500m 4分11秒83 優勝
- 2023年9月 ダイヤモンドリーグ陸上2023 ブリュッセル 5000m 14分29秒18 3位 アジア歴代2位
田中選手の経歴を見ると、その凄さが分かると思います。父親の指導や、ご本人のこれまでの努力の結晶ですね。
駅伝では、どんな走りを見せてくれるのか楽しみですね!
全国都道府県対抗男子駅伝・福島県代表についてはこちらの記事で紹介してますので、よかったらご覧ください。「都道府県対抗男子駅伝!福島代表に学法石川出身の早大・山口智規らが出場」
全国都道府県対抗女子駅伝2024!選手が走る区間
全国都道府県対抗女子駅伝で選手達が走る区間はこちらです。
たけびしスタジアム京都~衣笠校前~烏丸鞍馬口~丸太町河原町~北白川山田町~国立京都国際会館前~北白川別当町~丸太町寺町~烏丸紫明~たけびしスタジアム京都までの9区間合わせて42.195km。
大会では、走る区間によってエントリーできる選手が決められています。
区間 | エントリー選手 |
1区(6km) | 高校生or大学生・社会人 |
2区(4km) | 高校生or大学生・社会人 |
3区(3km) | 中学生(1年生を除く) |
4区(4km) | 高校生or大学生・社会人 |
5区(4.1075km) | 高校生or大学生・社会人 |
6区(4.0875km) | 高校生or大学生・社会人 |
7区(4km) | 高校生or大学生・社会人 |
8区(3km) | 中学生(1年生を除く) |
9区(10km) | 高校生or大学生・社会人 |
また、高校生選手は(1区、2区、4区~7区、9区)のうち3区間以上走らなければいけないというルールがあります。
男子駅伝の場合、各区間ごとにエントリーできる選手枠が決まっているので、女子の方が自由に走る選手を決めることができます。
また、男子駅伝の区間は1~7区(48km)なので女子選手の方が区間と距離は長いですね。
全国都道府県対抗男子駅伝についてはこちらの記事で紹介してますので、よかったらご覧ください。「全国都道府県対抗男子駅伝2024!エントリーされた注目選手は?」
全国都道府県対抗女子駅伝2024年の優勝候補チーム
今年の優勝はどのチームが勝ち取るのか気になりますね。過去5年間の大会結果は以下の通りです。
開催年 | 優勝 | 準優勝 | 3位 |
2023年 | 大坂 | 京都 | 福岡 |
2022年 | 京都 | 福岡 | 宮城 |
2021年(大会中止) | ー | ー | ー |
2020年 | 京都 | 宮城 | 東京 |
2019年 | 愛知 | 京都 | 大阪 |
開催地の京都府は、全国都道府県対抗女子駅伝が始まった1983年から合計18回の優勝を果たしています。
また、3位までを合わせると合計32回入賞しており、優勝チームの本命と言ってもいいのではないでしょうか!?
しかし、お隣の大阪府や田中希実選手がエントリーしている兵庫県代表も優勝回数4回と強豪チームです。
また、岡山県もドルーリー朱瑛里選手の他に、中学生代表に箱根駅伝で区間賞を獲得した青学・黒田朝日選手の妹・六花選手がエントリーしています。
そう考えると、どのチームにも優勝の可能性が十分にありますね。
2024年の全国都道府県対抗女子駅伝にエントリーされたメンバーは実力がある選手が勢揃いで、一瞬たりともテレビから目が離せません。
お近くにお住まいの方はルールを守りながら沿道で選手を応援するという楽しみ方もできますね。
みなさんはどのチームを応援しますか?もうすぐ本番です。楽しみですね!
黒田六花選手についてはこちらの記事でもご紹介してます。「全国都道府県対抗駅伝・岡山代表に青学・黒田!兄弟3人がエントリー」