全国都道府県対抗男子駅伝が2024年1月21日(日)12時30分に広島市・平和記念公園前からスタートします。
今年も世代や所属を超えた選手達の熱い戦いに胸が高まりますね!福島県男子代表にエントリーされた10名。
今年の箱根駅伝で花の2区を走り、区間4位と好成績を残した早稲田大学2年の山口智規選手や、3000m日本中学記録保持者の学法石川高校1年の増子陽太選手らが出場予定。
福島県は昨年16位でしたが、今年は入賞を狙います!
そこで今回は、全国都道府県対抗男子駅伝・福島県代表選手の早大2年山口智規選手や学法石川1年増子陽太選手など、エントリーしたメンバーや区間についてご紹介します。
全国都道府県対抗男子駅伝!福島代表エントリーメンバー10名
全国都道府県対抗男子駅伝で福島県代表に選ばれたのは中学2年生〜大学生までの10名。
選手の平均年齢は17.8歳と若いメンバーを中心に結成されています。
最年長が東京農大4年の高槻芳照選手。昨年大会の最年長出場選手も大学3年生だったので、福島県男子代表は若い選手が集まっているのが特徴です。
今回エントリーされた選手と区間はこちらです。
区間 | エントリー枠 | 選手名 |
1区(7km) | 高校生 | 増子 陽太(学法石川高1年) |
2区(3km) | 中学生 | 椿 瑠偉音(会津若松一中3年) |
3区(8.5km) | 学生・社会人 | 高槻 芳照(東京農大4年) |
4区(5km) | 高校生 | 植村 真登(いわき秀英高3年) |
5区(8.5km) | 高校生 | 谷中 晴(帝京安積高3年) |
6区(3km) | 中学生 | 吉田 進次朗(高田中3年) |
7区(13km) | 学生・社会人 | 山口 智規(早稲田大2年) |
補欠 | 学生・社会人 | 木村 有希(慶應義塾大3年) |
補欠 | 高校生 | 齋藤 一筋(学法石川高3年) |
補欠 | 中学生 | 半谷 創辰(会津学鳳中3年) |
早大の山口選手はふるさと選手としてエントリーされました!
ふるさと選手とは、登録している陸上競技協会の都道府県以外にも、出身中学校または出身高校が所在する都道府県から出場できる制度です。(各チーム1区間のみ)
全国都道府県対抗女子駅伝の注目選手についてご紹介してます。よかったらご覧ください。「全国都道府県対抗女子駅伝2024!メンバーと区間についてご紹介」
全国都道府県対抗男子駅伝!福島代表の注目選手2名
全国都道府県対抗男子駅伝の福島代表に選ばれた注目選手は、早大・2年の山口智規選手と学法石川高校1年の増子陽太選手です。
山口智規
山口選手は千葉県出身。早稲田大学スポーツ科学部2年生です。
山口選手は今回「ふるさと選手」としてエントリーされました!
出身は千葉県銚子市。銚子市の中学校を卒業後、陸上競技の強豪校・学校法人石川高等学校(学法石川高校)に進学します。
学法石川は自転車競技部やハンドボール部・陸上競技部などの強豪校として知られています。
山口選手の高校時代と大学時代の陸上成績はこちらです!
- 2019年12月 全国高校駅伝 2区(3km) 8分15秒 8位
- 2021年8月 全国高校総体陸上 1500m 3分47秒77 8位
- 2021年10月 福島県高校駅伝 1区(10km) 29分55秒 区間1位
- 2022年11月 全日本大学駅伝 4区(11.8km) 34分01秒 3位
- 2023年10月 出雲駅伝 2区(5.8km) 16分26秒 3位
- 2023年11月 全日本大学駅伝 2区(11.1km) 31分20秒 4位
- 2024年1月 箱根駅伝 2区(23.1km) 1時間6分31秒 4位
2023年度に開催された大学3大駅伝(出雲・全日本・箱根)全てに出場。最高順位3位と素晴らしい成績を残しています!
増子陽太
学法石川高校1年の増子陽太選手は、昨年の全国都道県対抗駅伝の中学生枠で初出場。6区(3km)を8分36秒の快走で区間賞を受賞しました!
増子選手は襷を受け取ると5人抜きを達成し、順位を大きく上げました!
福島県鏡石町出身。鏡石中学時代には多くの新記録を達成し、スーパー中学生と呼ばれ有名になりました。
- 2022年8月 全国中学校陸上競技選手権 3000m 8分18秒49 1位(大会新)
- 2022年8月 東北中学校陸上大会 3000m 8分15秒04 1位(日本中学新記録)
- 2022年10月 とちぎ国体陸上競技 男子3000m 8分11秒12 3位(日本中学新記録)
- 2023年6月 東北高校陸上競技大会 5000m 14分00秒50 4位
- 2023年10月 かごしま国体 陸上競技 男子B3000m 8分05秒32 1位(高1歴代2位)
- 2023年11月 第309回日体大長距離競技会 5000m 13分54秒16 5位(高1歴代2位)
学法石川高校に進学しても、自身の記録を大きく更新しています!
昨年の12月に行われた全国高校駅伝では1区を任され、区間5位の好成績でした。
全国都道府県対抗男子駅伝でも1区を任されています。どんなスタートを見せてくれるのでしょうか。増子選手の走りに期待しましょう!
全国都道府県対抗男子駅伝全体についてはこちらの記事で紹介してますので、よかったらご覧ください。「全国都道府県対抗男子駅伝2024!エントリーされた注目選手は?」
全国都道府県対抗男子駅伝!福島代表メンバーで学法石川高出身者
今回エントリーされた福島県代表選手は学法石川高校陸上競技部の出身者や在籍者が多く選ばれています。
10名中、高校生以上が7名。その内、学法石川高校陸上長距離部に所属している、または所属していた選手は4名。
優秀な陸上選手が多い学法石川高校駅伝部って一体どんなチームなんだろう?
次の章では、学法石川高校についてご紹介します!
学法石川高校
福島県石川郡石川町にある学法石川高校の正式名は「学校法人石川高等学校」と言い、福島県内では一番歴史のある私立高校です。
部活動が盛んな高校で、自転車競技部やバンドボール部は全国大会の優勝や3位入賞の経験がある強豪チームです。
男子野球部も甲子園への出場経験が10回以上あります。
また、福島県内で唯一の女子硬式野球部があり、県外からの進学者も含めて部員全員が寮生活を共にしています。2022年に創部されたばかりの部活なので、まずは一勝を目指して日々練習に打ち込んでいるそうですよ!
陸上競技部だけではなく多くの運動部が力を入れており、全国レベルの高い水準であることが分かりますね。
学法石川高校陸上競技部
多くある部活動の中でも陸上競技部は県高校駅伝で優勝したり、優秀な陸上選手を多く輩出したりしています。
例えば、今年の第100回箱根駅伝では5人の選手が出場し、今回福島県代表に選ばれた早大・山口選手や農大・高槻選手も激走しました。
監督は山形県出身で中央大学在学中には大学3大駅伝に出場経験がある松田和宏さん。学生3大駅伝では区間2位が最高順位ですが、全ての学生3大駅伝で5位以内に入賞しています。
指導者としても学法石川を全国高校駅伝で3位入賞に導くなど実績を残しています。
また、高校がある石川町は自然豊かな場所にあり、部員達は良い環境のもと練習に打ち込むことができるのではないでしょうか。
今回の全国都道府県対抗男子駅伝では福島県の活躍が楽しみですね!